○四万十市文化財保護条例
平成17年4月10日
条例第106号
目次
第1章 総則(第1条―第3条)
第2章 市保護有形文化財(第4条―第22条)
第3章 市保護無形文化財(第23条―第29条)
第4章 市保護民俗文化財(第30条―第33条)
第5章 市史跡名勝天然記念物(第34条―第41条)
第6章 市選定保存技術(第42条―第46条)
第7章 四万十市文化財保護審議会(第47条―第52条)
第8章 文化財保護指導委員(第53条)
第9章 雑則(第54条)
第10章 罰則(第55条―第58条)
附則
第1章 総則
(目的)
第1条 この条例は、文化財保護法(昭和25年法律第214号。以下「法」という。)第98条第2項の規定に基づき、法の規定による指定を受けた文化財及び高知県文化財保護条例(昭和36年高知県条例第1号。以下「県条例」という。)の規定による指定を受けた文化財以外の文化財で、四万十市の区域内に存するもののうち重要なものについて、その保存及び活用のための必要な措置を図り、もって市民の文化の向上に資することを目的とする。
(定義)
第2条 この条例で「文化財」とは、次に掲げるものをいう。
(1) 建造物、絵画、彫刻、工芸品、書跡、典籍、古文書その他の有形の文化的所産で歴史上又は芸術上価値の高いもの(これらのものと一体をなしてその価値を形成している土地その他の物件を含む。)並びに考古資料及びその他の学術上価値の高い歴史資料(以下「有形文化財」という。)
(2) 演劇、音楽、工芸技術その他の無形の文化的所産で歴史上又は芸術上価値の高いもの(以下「無形文化財」という。)
(3) 衣食住、生業、信仰、年中行事等に関する風俗慣習、民俗芸能及びこれらに用いられる衣服、器具、家屋その他の物件で住民の生活の推移の理解のため欠くことのできないもの(以下「民俗文化財」という。)
(4) 貝づか、古墳、城跡、旧宅その他の遺跡で歴史上又は学術上価値の高いもの、庭園、橋りょう、峡谷、湖沼、海浜、山岳その他の名勝地で芸術上又は観賞上価値の高いもの並びに動物(生息地、繁殖地及び渡来地を含む。)、植物(自生地を含む。)及び地質鉱物(特異な自然の現象の生じている土地を含む。)で学術上価値の高いもの(以下「記念物」という。)
(財産権等の尊重及び他の公益との調整)
第3条 四万十市教育委員会(以下「教育委員会」という。)は、この条例の執行に当たっては、関係者の所有権その他の財産権を尊重するとともに、文化財の保護と他の公益との調整に留意しなければならない。
第2章 市保護有形文化財
(指定等)
第4条 教育委員会は、市の区域内に存する有形文化財のうち重要なものを四万十市保護有形文化財(以下「市保護有形文化財」という。)に指定することができる。
2 前項の規定による指定をする場合には、教育委員会はあらかじめ指定しようとする有形文化財の所有者及び権原に基づく占有者の同意を得なければならない。ただし、所有者又は権原に基づく占有者が判明しない場合は、この限りでない。
4 第1項の規定による指定は、その旨を告示するとともに、当該市保護有形文化財の所有者及び権原に基づく占有者に通知して行う。
6 第1項の規定による指定をしたときは、教育委員会は、当該市保護有形文化財の所有者に指定書を交付しなければならない。
(解除)
第5条 教育委員会は、市保護有形文化財が市保護有形文化財としての価値を失った場合その他特殊の理由があるときは、その指定を解除することができる。
3 市保護有形文化財について法第27条第1項の規定による重要文化財の指定及び県条例の規定による県保護有形文化財の指定があったとき、又は市保護有形文化財が市の区域内に存しなくなった場合は、当該市保護有形文化財の指定は解除されたものとする。
4 前項の場合には、教育委員会は、その旨を告示するとともに、当該市保護有形文化財の所有者及び権原に基づく占有者に通知しなければならない。
(所有者等の管理義務)
第6条 市保護有形文化財の所有者及び権原に基づく占有者は、この条例並びにこれに基づく四万十市教育委員会規則(以下「委員会規則」という。)及び教育委員会の指示に従い、市保護有形文化財を管理しなければならない。
(管理団体による管理)
第7条 市保護有形文化財につき、所有者が判明しない場合、又は所有者若しくは権原に基づく占有者による管理が著しく困難若しくは不適当であると明らかに認められる場合には、教育委員会は適当な団体又は法人を指定して、当該市保護有形文化財の保存のため必要な管理を行わせることができる。
2 前項の規定による指定をする場合には、教育委員会は、あらかじめ、当該市保護有形文化財の所有者(所有者が判明しない場合を除く。)及び権原に基づく占有者並びに指定しようとする法人の同意を得なければならない。
5 市保護有形文化財の所有者又は占有者は、正当な理由がなくて、第1項の規定による指定を受けた法人(以下「管理団体」という。)が行う管理のため必要な措置を拒み、妨げ、又は忌避してはならない。
6 管理団体には、前条の規定を準用する。
第8条 前条第1項に規定する理由が消滅した場合、その他特殊の理由があるときは、教育委員会は、管理団体の指定を解除することができる。
第9条 管理団体が行う管理に要する費用は、この条例に特別の定めがある場合を除いて、管理団体の負担とする。
2 前項の規定は、管理団体と市保護有形文化財の所有者との協議により、管理団体が行う管理により当該所有者の受ける利益の限度内において、管理に要する費用の一部を当該所有者の負担とすることを妨げるものではない。
(所在の変更)
第10条 市保護有形文化財の所在の場所を変更しようとするときは、市保護有形文化財の所有者(管理団体がある場合は、その者)はあらかじめ、その旨を教育委員会に届け出なければならない。ただし、委員会規則の定める場合には、届出を要せず、又は所在の場所を変更した後届け出ることをもって足りる。
(所有者の変更等)
第11条 市保護有形文化財の所有者が変更したときは、新所有者は、速やかにその旨を教育委員会に届け出なければならない。
2 市保護有形文化財の所有者又は管理団体は、その氏名若しくは名称又は住所若しくは事務所の所在地を変更したときは、速やかにその旨を教育委員会に届け出なければならない。
(滅失、損傷等)
第12条 市保護有形文化財の全部又は一部が滅失し、若しくは損傷し、又はこれを亡失し、若しくは盗みとられたときは、市保護有形文化財の所有者(管理団体がある場合は、その者)は、速やかにその旨を教育委員会に届け出なければならない。
(管理又は修理の補助等)
第13条 市保護有形文化財の管理又は修理につき多額の経費を要し、市保護有形文化財の所有者又は管理団体がその負担に堪えない場合、その他特別の事情がある場合には、市は、その経費の一部に充てさせるため、当該所有者又は管理団体に対し、補助金を交付することができる。
2 前項の補助金を交付する場合は、市長は、その補助の条件として管理又は修理に関し必要な事項を指示することができる。
3 教育委員会は、必要があると認めるときは、第1項の補助金を交付する市保護有形文化財の管理又は修理について指揮監督することができる。
(1) 管理又は修理に関しこの条例又は委員会規則に違反したとき。
(2) 補助金の交付を受けた目的以外の目的に補助金を使用したとき。
(管理又は修理に関する勧告)
第15条 市保護有形文化財の管理が適当でないため、市保護有形文化財が滅失し、損傷し、又は盗みとられるおそれがあると認められるときは、教育委員会は、市保護有形文化財の所有者又は管理団体に対し、管理方法の改善、保存施設の設置その他管理に関し必要な措置を勧告することができる。
2 市保護有形文化財が損傷している場合において、その保存のため必要があると認めるときは、教育委員会は、市保護有形文化財の所有者又は管理団体に対し、修理について必要な勧告をすることができる。
3 前2項の規定による勧告に基づいてする措置又は修理のために要する費用は、その全部又は一部を市の負担とすることができる。
2 前項に規定する「当該補助金又は負担金の額」とは、補助金又は負担金の額を、補助又は費用負担に係る修理等を施した市保護有形文化財又はその部分につき教育委員会が個別に定める耐用年数で除して得た金額に、更に当該耐用年数から修理等を行った時以後当該市保護有形文化財の譲渡の時までの年数を控除した残余の年数(1年に満たない部分のあるときは、これを切り捨てる。)を乗じて得た金額に相当する金額とする。
3 補助又は費用負担に係る修理等が行われた後、当該市保護有形文化財が所有者等の責めに帰することのできない理由により著しくその価値を減じた場合には、市長は、納付金額の全部又は一部を免除することができる。
(現状変更等の制限)
第17条 市保護有形文化財に関しその現状を変更し、又はその保存に影響を及ぼす行為をしようとするときは、教育委員会の許可を受けなければならない。ただし、現状の変更については、維持の措置又は非常災害のために必要な応急措置を執る場合、保存に影響を及ぼす行為については影響の軽微である場合は、この限りでない。
2 前項ただし書に規定する維持の措置の範囲は、委員会規則で定める。
2 教育委員会は、市保護有形文化財の保護上必要があると認めたときは、前項の規定による届出に係る修理に関し技術的な指導と助言を与えることができる。
(公開)
第19条 教育委員会は、市保護有形文化財の所有者又は管理団体に対し、6箇月以内の期間を限って教育委員会の行う公開の用に供するため、当該市保護有形文化財を出品することを勧告することができる。
2 教育委員会は、市保護有形文化財の所有者又は管理団体に対し、3箇月以内の期間を限って当該市保護有形文化財の公開を勧告することができる。
4 教育委員会は、第1項の規定により、市保護有形文化財が出品されたときはその職員のうちから当該市保護有形文化財の管理の責めに任ずべき者を定めなければならない。
5 教育委員会は、第2項の規定による公開及び当該公開に係る市保護有形文化財の管理に関し必要な指示をすることができる。
(報告)
第21条 教育委員会は、必要があると認めるときは、市保護有形文化財の所有者又は管理団体から当該市保護有形文化財の現状若しくは修理の状況につき報告を求めることができる。
(所有者変更に伴う権利義務の承継等)
第22条 市保護有形文化財の所有者に変更を生じたときは、新所有者は、当該市保護有形文化財に関し、この条例に基づく勧告、指示その他の処分による旧所有者の権利義務を承継する。
2 市保護有形文化財の所有者に変更を生じたときは、旧所有者は、市保護有形文化財の引渡しと同時にその指定書を新所有者に引き渡さなければならない。
3 管理団体が指定され、又はその指定が解除された場合には、第1項の規定を準用する。ただし、管理団体が指定された場合には、専ら所有者に属すべき権利義務については、この限りでない。
第3章 市保護無形文化財
(指定等)
第23条 教育委員会は、市の区域内に存する無形文化財のうち重要なものを四万十市保護無形文化財(以下「市保護無形文化財」という。)に指定することができる。
2 前項の規定による指定をするに当たっては、教育委員会は、当該市保護無形文化財の保持者又は保持団体(市保護無形文化財を保持する者が主たる構成員となっている団体で代表者の定めのあるものをいう。以下同じ。)を認定しなければならない。
3 教育委員会は、第1項の規定による指定をした後においても当該市保護無形文化財の保持者又は保持団体として認定するに足りるものがあると認めるときは、そのものを保持者又は保持団体として追加認定することができる。
(解除)
第24条 教育委員会は、市保護無形文化財が市保護無形文化財としての価値を失った場合、その他特殊の理由があるときは、その指定を解除することができる。
2 教育委員会は、市保護無形文化財の保持者が心身の故障のため保持者として適当でなくなったと認められる場合、保持団体がその構成員の異動のため保持団体として適当でなくなったと認められる場合、その他特殊の理由があるときは、当該保持者又は保持団体の認定を解除することができる。
5 市保護無形文化財について法第56条の3第1項の規定による重要無形文化財の指定及び県条例の規定による県保護無形文化財の指定があったときは、当該市保護無形文化財の指定は、解除されたものとする。
6 前項の場合には、教育委員会は、その旨を告示するとともに当該市保護無形文化財の保持者として認定されていた者又は保持団体として認定されていた団体の代表者に通知しなければならない。
(保持者の氏名変更等)
第25条 市保護無形文化財の保持者が氏名若しくは住所を変更し、又は死亡したとき、その他委員会規則の定める理由があるときは、当該保持者又はその相続人は、速やかにその旨を教育委員会に届け出なければならない。保持団体が名称、事務所の所在地若しくは代表者を変更し、構成員に異動を生じ、又は解散したときも、代表者(保持団体が解散した場合にあっては、代表者であった者)について同様とする。
(保存)
第26条 市保護無形文化財の保護のため必要があると認めるときは、市保護無形文化財について、教育委員会は、自ら記録の作成、伝承者の養成その他その保存のために必要と認められる適当な措置を執ることができるものとし、市は、市保護無形文化財の保持者、保持団体その他その保存に当たることを適当と認める者に対し、その保存に要する経費の一部を補助することができる。
(公開)
第27条 教育委員会は、市保護無形文化財の保持者又は保持団体に対し、市保護無形文化財の公開を勧告することができる。
(保存に関する助言又は勧告)
第28条 教育委員会は、市保護無形文化財の保持者、保持団体その他その保存に当たることを適当と認める者に対し、その保存のため必要な助言又は勧告をすることができる。
(市保護無形文化財以外の無形文化財に対する補助)
第29条 教育委員会は、市保護無形文化財以外の無形文化財のうち特に必要のあるものを選択して、自らその記録を作成、保存又は公開することができるものとし、市は、適当な者に対し、当該無形文化財の公開又はその記録の作成、保存若しくは公開に要する経費の一部を補助することができる。
第4章 市保護民俗文化財
(指定)
第30条 教育委員会は、市の区域内に存する有形の民俗文化財のうち重要なものを四万十市保護有形民俗文化財(以下「市保護有形民俗文化財」という。)に、無形の民俗文化財のうち重要なものを四万十市保護無形民俗文化財(以下「市保護無形民俗文化財」という。)に指定することができる。
4 第1項の規定による市保護有形民俗文化財及び市保護無形民俗文化財の指定は、その旨を告示して行う。
(解除)
第31条 教育委員会は、市保護有形民俗文化財又は市保護無形民俗文化財が市保護有形民俗文化財又は市保護無形民俗文化財としての価値を失った場合、その他特殊の理由があるときはその指定を解除することができる。
2 市保護有形民俗文化財又は市保護無形民俗文化財について法第56条の10第1項の規定による重要有形民俗文化財又は重要無形民俗文化財の指定及び県条例の規定による県保護有形民俗文化財又は県保護無形民俗文化財の指定があったときは、当該市保護有形民俗文化財又は市保護無形民俗文化財の指定は、解除されたものとする。
5 第1項の規定による市保護無形民俗文化財の指定の解除は、その旨を告示して行う。
6 第2項の規定による市保護無形民俗文化財の指定の解除については、その旨を告示しなければならない。
(現状変更の届出)
第32条 市保護有形民俗文化財に関しその現状を変更し、又はその保存に影響を及ぼす行為をしようとするときは、あらかじめ、その旨を教育委員会に届け出なければならない。
2 市保護有形民俗文化財の保護上必要があると認めるときは、教育委員会は、前項の届出に係る現状の変更又は保存に影響を及ぼす行為に関し必要な事項を指示することができる。
3 市保護無形民俗文化財以外の無形民俗文化財の保護には、第29条の規定を準用する。
第5章 市史跡名勝天然記念物
(指定)
第34条 教育委員会は、市の区域内に存する記念物のうち重要なものを四万十市史跡、四万十市名勝又は四万十市天然記念物(以下「市史跡名勝天然記念物」と総称する。)に指定することができる。
(解除)
第35条 教育委員会は、市史跡名勝天然記念物が市史跡名勝天然記念物としての価値を失った場合、その他特殊の理由があるときは、その指定を解除することができる。
2 市史跡名勝天然記念物について、法第69条第1項の規定による史跡、名勝又は天然記念物の指定及び県条例の規定による県史跡名勝天然記念物の指定があったときは当該市史跡名勝天然記念物の指定は解除されたものとする。
(現状変更等の制限)
第36条 市史跡名勝天然記念物に関しその現状を変更し、又はその保存に影響を及ぼす行為をしようとするときは、教育委員会の許可を受けなければならない。ただし、現状の変更については維持の措置又は非常災害のために必要な応急措置を執る場合、保存に影響を及ぼす行為については影響の軽微である場合は、この限りでない。
2 前項ただし書に規定する維持の措置の範囲は、委員会規則で定める。
(指定団体による管理)
第37条 市史跡名称天然記念物につき、所有者がないか若しくは判明しない場合、又は所有者若しくは権原に基づく占有者による管理が著しく困難若しくは不適当であると明らかに認められる場合には、教育委員会は適当な団体又は法人を指定して当該市史跡名勝天然記念物の保存のため必要な管理を行わせることができる。
2 前項の規定による指定をする場合には、教育委員会は、あらかじめ、当該指定をしようとする者の同意を得なければならない。
3 第1項の規定による指定は、その旨を告示するとともに、当該市史跡名勝天然記念物の所有者及び権原に基づく占有者並びに指定しようとする者に通知して行う。
第39条 第37条第1項の規定による指定を受けた者(以下「指定団体」という。)は、委員会規則の定める基準により、市史跡名勝天然記念物の管理に必要な標識、説明板、境界標、囲さくその他の施設を設置することができる。
2 市史跡名勝天然記念物の指定地域内の土地について、その土地の所在、地番地目又は地積に異動があったときは、指定団体は速やかにその旨を教育委員会に届け出なければならない。
3 指定団体が市史跡名勝天然記念物の復旧を行う場合は指定団体は、あらかじめ、その復旧の方法及び時期について当該市史跡名勝天然記念物の所有者(所有者が判明しない場合を除く。)及び権原に基づく占有者の意見を聴かなければならない。
5 市史跡名勝天然記念物の所有者又は占有者は正当な理由がなくて指定団体が行う市史跡名勝天然記念物の管理を拒み、妨げ、又は忌避してはならない。
(所有者等による管理)
第40条 指定団体がある場合を除いて、市史跡名勝天然記念物の所有者及び権原に基づく占有者は、この条例並びにこれに基づく委員会規則及び教育委員会の指示に従い、市史跡名勝天然記念物を管理しなければならない。
第6章 市選定保存技術
(選定等)
第42条 教育委員会は、市の区域内に存する伝統的な技術又は技能で文化財の保存のために欠くことのできないもののうち保存の措置を講ずる必要があるものを四万十市選定保存技術(以下「市選定保存技術」という。)として選定することができる。
2 前項の規定による選定をするに当たっては、教育委員会は、当該市選定保存技術の保持者又は保存団体(市選定保存技術を保存することを主たる目的とする団体(財団を含む。)で代表者又は管理人の定めのあるものをいう。以下同じ。)を認定しなければならない。
3 市選定保存技術についての前項の認定は、保持者と保存団体と併せてすることができる。
(解除)
第43条 教育委員会は、市選定保存技術について保存の措置を講ずる必要がなくなった場合、その他特殊の理由があるときは、その選定を解除することができる。
2 教育委員会は、市選定保存技術の保持者が心身の故障のため保持者として適当でなくなったと認められる場合、保存団体が保存団体として適当でなくなったと認められる場合、その他特殊の理由があるときは、当該保持者又は保存団体の認定を解除することができる。
4 市選定保存技術について法第83条の7第1項の規定による選定保存技術の選定及び県条例の規定による県選定保存技術の選定があったときは、当該市選定保存技術の選定は解除されたものとする。
(保持者の氏名変更等)
第44条 市選定保存技術の保持者及び保存団体の氏名変更等には、第25条の規定を準用する。
(保存)
第45条 市選定保存技術の保存のため必要があると認めるときは、市選定保存技術について、教育委員会は、自ら記録の作成、伝承者の養成その他その保存のために必要と認められるものについて適当な措置を執ることができるものとし、市は、市選定保存技術の保持者、保存団体その他その保存に当たることを適当と認める者に対しその保存に要する経費の一部を補助することができる。
(保存に関する指導又は助言)
第46条 教育委員会は、市選定保存技術の保持者、保存団体その他その保存に当たることを適当と認める者に対し、その保存のため必要な指導又は助言をすることができる。
第7章 四万十市文化財保護審議会
(設置及び任務)
第47条 教育委員会に四万十市文化財保護審議会(以下「審議会」という。)を置く。
2 審議会は、教育委員会の諮問に応じて、文化財の保存及び活用に関する重要事項について調査審議し、並びにこれからの事項に関して教育委員会に建議する。
(委員等)
第48条 審議会は、委員10人以内で組織する。
2 審議会に特別の事項を調査審議させるため必要があるときは、臨時委員を置くことができる。
3 委員及び臨時委員は、学識経験を有する者のうちから教育委員会が委嘱する。
(任期)
第49条 委員の任期は、2年とする。ただし、委員が欠けた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。
2 臨時委員の任期は、当該特別の事項に関する調査審議を行う期間とする。
(会長及び副会長)
第50条 審議会に会長及び副会長を置き、委員の互選によってこれを定める。
2 会長は、審議会の会務を総理する。
3 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるとき、又は会長が欠けたときはその職務を代理する。
(会議)
第51条 審議会は、会長が招集する。
2 会長は、審議会の議長となる。
3 審議会は、委員及び議事に関係のある臨時委員の過半数の出席がなければ、会議を開き、議決をすることができない。
4 審議会の議事は、出席した委員及び議事に関係のある臨時委員の過半数をもって決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。
(雑則)
第52条 この章に定めるもののほか、審議会の運営に関し必要な事項は、会長が審議会に諮って定める。
第8章 文化財保護指導委員
第53条 教育委員会に、文化財保護指導委員を置くことができる。
2 文化財保護指導委員は、文化財について、随時、監視を行い、並びに所有者その他の関係者に対し、文化財の保護に関する指導及び助言をするとともに、地域住民に対し、文化財保護思想について普及活動を行うものとする。
3 文化財保護指導委員は、非常勤とする。
第9章 雑則
(委任)
第54条 この条例の施行について必要な事項は、教育委員会規則で定める。
第10章 罰則
第55条 市保護有形文化財を損壊し、き棄し、又は隠匿した者は、3万円以下の罰金又は科料に処する。
第56条 市史跡名勝天然記念物の現状を変更し、又はその保存に影響を及ぼす行為をして、これを滅失し、き損し、又は衰亡するに至らしめた者は、3万円以下の罰金又は科料に処する。
附則
(施行期日)
1 この条例は、平成17年4月10日から施行する。
3 施行日の前日までにした行為に対する罰則の適用については、なお合併前の条例の例による。